10/1来日したザラフィアンツの時差ボケもほとんど解消した様子で、5日後に迫ったリサイタルに向けてぐんぐん本調子の音が鳴り始めました。

ベートーヴェン・ソナタの全曲演奏を目指し、今回も一部に初披露を2曲、二部では
ショパンのスケルツオを3曲(これも初披露で、ファンにとってはやっと弾いてくれる気になった・・の感ありの以外な選曲でありますが、皆さん‼ 凄いスケルツオを絶対にお聴き逃しなさらないように・・・。
ザラフィアンツ談~スケルツオ全4曲中、真にスケルツオ形式をなしているのは第4番のみ。第1~第3番は実際は即興性が多分にある「幻想曲」であると。

唸りたくなるほどにザラフィアンツの高度なテクニックと溢れんばかりのファンタジーの世界が発揮されますよ。
スケルツオは、若い人たちに好まれる闊達な曲ですが、一般的には超スピードでまくしたてるような演奏が多いのですが、ザラフィアンツの場合は慌てず、じっくりと長い息遣いで美しいメロデイーを歌わせながら頂点は、あくまで凛とした豪華な響きに圧倒されます。予備知識はこれくらいに・・・。
ベートーヴェンも実にザラフィアンツならではの選曲です。
某ファンから「ソナタ第9番はプロのピアニストでは聴いたことがないので楽しみ」と
言われティますが。
ザラフィアンツは「私はスタンダードな弾き方ではないから、一般的な演奏を期待する人は普通のコンサートに行ったほうがよいかも」と。

皆さん、一般的な演奏の先入観に捉われないで、ザラフィアンツの美しく、豊かなスケール感溢れる演奏を楽しんでください。

まだまだ集客の御協力をよろしくお願い致します。