クロアチア~日本を往来し続けるようになってから17年もの歳月が経過。
確実に「巨匠」の域に入ってきているザラフィアンツの~珠玉の名盤~も今や22枚。
ナクソス盤の3枚以外、19枚は日本のレーベル「ALMコジマ録音」出盤による。
パンフレットに目を通すと、改めてザラフィアンツにとっての蔵書とも言える音楽魂の詰まったディスクが確認できる。どの一枚をとっても、ザラフィアンツ流にその高い知性と教養とユニークな想像力で考え抜かれたカップリングと、精魂こめてレコーディングされた演奏は本当に素晴らしいと今更ながらに思う。
最新のシューマンなど最高潮ではあるが(ご本人は、前々から「今回は一番良くできて満足」と常に言ってた気がします・・)要するに、いつでも真剣勝負であると言うことでしょう。

最近は誰のCDも聴く余裕などなかった中、今日は突然スクリアービンのソナタ3番が聴きたくなりザラフィアンツのデビュー盤をかけてみた。
せっかくなので、スクリアービンだけでなく最初から順に全て聴くはめになってしまった。バッハ;パルティータ1番 ラフマニノフ;コレルリ変奏曲 ・リラの花
スクリアービン;ソナタ3番  モシュコフスキー;ワルツブリランテ

文句なしに「ブラボ~」  最高のリサイタルプログラムなのです。もしかしたら今日の私の気分と一致したのかもしれないが・・・人生においてタイミングが左右することは
多々あるものです。
この長くゆったりしたザラフィアンツ独特のバッハがとても楽しく聴けたこと。
より明らかになったこと・・・皆さん、無心になって幸せな気分でザラフィアンツの「音」
を楽しんでみて下さい。
音階の個々の音色の性質が明瞭にわかる演奏には滅多に出会えませんよ。
メヌエット・ジーグをセットにしてアンコール???邪道でしょうか。受けそうですが。
リラの花・ブリランテワルツもセットにして聴いて見て下さい。
高貴に毅然と光輝くワルツ、宇宙の空間を感じさせる清楚な色気と強靭な意志力。リラの花も最高。
言葉では言い尽くせません。御自分の感性でお聴きください。

この「処女作」は当時は今ほど評論家に評価されなかったのが大変不思議・・・
本物がストレートに評価される感性の教育が必要では。